さまようたましいは、まごまごしている。

考えすぎなうぇびんさんが文句ばかり言っているブログ

Apple Musicは、音楽に詳しくない人に向いてる

7月からサービスがはじまった、Apple Musicを三ヶ月無料お試し中。とても楽しい。

有名な世界のアーティストの曲を聴き放題、というサービスならこれまでもあったし、Huluやスカパーなども「映画見放題」を謳っている。

が、映画も音楽もそれほど興味がない、興味が偏っている人間にとっては、そもそも「何を聴いたらいいのか」がわからない。何の料理が出るのかわからないバイキングを前金払って食べろと言われているようなものだ。ラジオで耳障りのよかった曲があっても、曲名など覚えてないのである。

Apple Musicは、初回起動時に「こんなアーティストいるよ!好きなのや、覚えがあって聴いてみたいのがいたらタップしてね!」と尋ねてくる。
ふわふわした丸いボタンが、私の頭の中のようだ。演歌、アニメ、ボーカロイドもあるようだ。あーこういうアーティストいたねー、うん好き好き。ぽちぽち。

すると、数時間ごとに「好きそうなアーティストのプレイリスト」を作ってリストアップしてくるようになる。それが冒頭の画像で、驚くほどが精度が高い。
キリンジMONKEY MAJIKが気になってるって、どうしてわかったんだろ。

自分がすでに持っている曲から、傾向の似ている曲をどんどん再生してもらうこともできる。
対応している曲が少ないし、精度はいまいちが、これもかなり楽しい。鬼束ちひろの「眩暈」からスタートさせてみると、矢井田瞳絢香一青窈など、国内のバラードが得意な女性アーティストを勧めてきた。

あれ?Superflyは全然知らなかったけど、この曲よくない?

・・・( ’A`)ジーン

(数分後)

この曲気に入った( ;A;)
出会いをありがとうApple Music。

気に入った曲があれば、曲単位・アルバム単位で自分の曲としてダウンロードできる。もちろん月額内。
曲には著作権保護がかかっているので、Apple Musicを退会すると聴けなくなるようだが、これまでCDから取り込んだ曲とは別の場所に保管されるので、自分の曲まで著作権保護がかかることはないようだ。

たぶん、RSRなどの音楽フェスに行くようなレベルの音楽好きには、Apple Musicは物足りないと思う。
マニアックなアーティストほど収録曲が少ない。RSRで聴いて以来好きな、ハンバートハンバートはメジャーで7枚リリースしているが、収録されているのは三枚だけで、有名どころの「おなじ話(総天然色バージョンは全く別の曲)」や「アセロラ体操の歌」を聞くことはできない。

Apple Musicは音楽を聴かせるよりは、「新しい音楽との出会い」を音楽それほど好きじゃない人にも共有してもらうという、実にAppleらしい発想のサービスなのだと思う。

とりあえず三ヶ月、新しい曲の開拓をしてみようと思う。