フルグラがおいしい
カルビーの「フルグラ」が好きで、このところ毎日食べている。
起きたらフルグラ50gに無糖無脂肪ヨーグルトをかけ、アーモンドとカシューナッツを2、3粒ずつ。
ザクザクして食べ応えがあり、今のところ飽きそうにない。
先日、いつものようにスーパーに買いに行ったら品切れで、トップバリュの「フルーツグラノーラ」だけ残っていた。
全く同じ具材、近い成分で7割くらいの値段。
トップバリュはお値段以上な品がけっこうあり、これもいけるのでは?と思って買って帰った
…のが間違いだった。
フルーツグラノーラとフルグラは似て非なるものである。
これがトップバリュのフルーツグラノーラ。
冒頭の画像と同じ50g。
まず違うのが、グラノーラの粒。
トップバリュの方は妙に均一なのである。こう言ってはなんだが鳥の餌のようだ。フルグラは粒がバラバラだし、たまに団子に固まったりしているので、同じ量でもかさがあるように見える。
手で砕いた感じを忠実に再現したのだろうが、このばらつきが牛乳やヨーグルトを混ぜたときの溶け具合のばらつきと、ザクザクした食感のもとになっている。
フルーツは同じくらい入っているように見えるが、トップバリュの方はパパイヤの気配が少なくレーズンが多い。また、ヨーグルトをかけたときの、いちごとパパイヤの戻り具合がまるで違う。
フルグラの方は、甘いフルーツが素早くもどることで自然な甘さが出るのだが、トップバリュの方はなかなか全体がなじまないので、粒が均一なせいで早くふやけてしまうグラノーラのベタ甘さだけが目立つ。
なにより気に入らないのが、トップバリュの袋が、写真の明るさを露光オーバーで飛ばしている点である。実際のグラノーラはフルグラよりもずっと茶色いのだ。
フルグラの方がなんらかの形でブランを漂白しているならそれはよろしいことではないが、食べたときの味わいの違いを考えると、単にトップバリュのフルーツグラノーラの素材の質の問題な気もする。少なくともあまり食欲が出る色合いではない。
というわけで、翌日にはフルグラを買い直し、半分ずつ混ぜて食べている。
もう一度断っておくが、トップバリュにもひじょうにおいしいものがたくさんある。あらびきソーセージや塩ポテチは特に気に入っている。
その中にも、本家を越えられないものというのがあって、そのひとつがフルーツグラノーラだったわけだ。カルビーが社を挙げて力を入れ、唯一商標を名乗るだけのことはある。
私が気に入って食べているのは、「フルーツグラノーラ」ではなくて「フルグラ」なのである。