よしなしごと - 20140822045723
【知ってほしい】「鬱」の人に、絶対に言ってはいけない10の言葉たち | TABI LABO
鬱の人にはなにを言っても逆効果である。
あなたが、心配のあまりきついこと言っちゃうタイプなら、むしろ何も言うなって。
私自身、双極性の気分障害を抱えている。鬱症状のときは、働けないほどではないが、なにをしても楽しくない。気分が落ち込みやすい冬がしんどい。
鬱病患者の世界を「黒い犬」に例えた海外のアニメが人気だ。
私にしてみれば、鬱は犬なんてかわいいものではない。
あれは、足元に溜まる泥である。
気を抜くと、泥から手が伸びてきて足を止めようとする。
大小なり、鬱を抱えていない人間などいないと思っている。
みんな、靴のかかとに泥を付けて生きている。
ここ数年、鬱から解放される時間の方が長くなった。
歳をとってずぶとくなったからかもしれないが、TwitterやFacebookのようなSNSが自分の治療になっているのだろうと思う。
SNSに投稿すると、私の些細な行動に、みんな「お気に入り」や「いいね!」をしていく。
余計な言葉ではない「好意」と、「そこにいること」が伝わる。
このブログは、実家の家族もたまに見ている。
自分を理解している人が、そこにいる「らしい」というのが伝わる。
うまくいかないことがあって、気分が落ち込んでも、SNSを見れば新しい話題がどんどん流れてくる。
「適当に流しとけよ」と新しい話題が言う。
昔のインターネットと違って、ほとんどの人は会いに行ける。
ちょっと元気になって、人恋しくなったら、いつでも親しい友達に会いに行ける。
鬱の症状は人によって違う。
でも、今の世界は私には過ごしやすい。