よしなしごと - 20140801115700
ひとつまえの引用は、もともとはTumblrの別の人の記事の引用から辿ってきたものだ。
bacars | 「はじめてのおつかい」という番組がある。…
たくさんの人がこの記事を気に入ってリブログしているし、内容的にも興味深いので久しぶりにリブログをしようと思ったが、引用元をちゃんと読んでやめることにした。
bacars氏が引用している冒頭の文章は、実は「活字中毒R。」のじっぽ氏が書いた文章ではない。じっぽ氏がさらに引用している、「いつだって大変な時代」という本の一部なのである。
20年前と今の『はじめてのおつかい』の変化 | 活字中毒R。
じっぽ氏が言いたかったこと=記事の本文は、この長い引用のあとに書かれている。
嘉門達夫の「ゆけ!ゆけ!川口浩!!」とか懐かしすぎる。
とりあえず、じっぽ氏の書籍からの引用における著作権の云々の話は置いておいて。
bacars氏は記事の中で自分が「刺さった」文章を引用しているわけなのだが、それを読んだだけでは、引用元の記事に「刺さった」ことにはならない。
たくさんの人がリブログすることで、「いつだって大変な時代」という本の一部だけが「活字中毒R。」から分断された形で広がっていく。
私みたいにひまな人間でない限り、「活字中毒R。」の記事全体が目に留まることはないのである。
私用のブログとしてTumblrを使っているものの、相変わらずTumblrの「リブログ」という機能は大嫌いだ。
引用で手柄をぼったくるという点では「NAVERまとめ」や「トゥギャッター」も凶悪だが、Tumblrとは違うように思う。
NAVERまとめは、長文を引用できないので、結局引用元を読むことになるし、そもそも、ブログのようなオウンドメディアではないので、引用した人の個性がない。
引用した人はあくまで「このひとの面白い記事を探す能力すげー」であって、引用元をぶっ飛ばして「このひとの書いてる記事すげー」とはなりにくいのである。
日々、Tumblrや、NAVERまとめや、Facebookや、Twitterに流れてくる話題記事のお世話になりながらも、やっぱりもやもやして、引用元を読んだりこんな長い記事を書いたりして、貴重な週末の時間が無駄に減っていく。
私みたいな旧式の人間は、はてなブログにでも引っ越した方がいいのだろうか。